「英語は世界語である」という考え方は、私たちの中に広く共有されています。
中国語もまた、経済的影響力の拡大とともに、世界語としての存在感を強めてきました。
しかし、実際の社会に目を向けると、そうした「世界語」観では説明しきれない場面にも数多く出会います。
かつて多くの大学で学ぶ機会があった第二外国語も、近年では縮小傾向にあり、「英語だけで十分」という風潮が強まりつつあります。
では、第二外国語にも含まれないような、いわゆる「学ぶ人が少ない言語」は、本当に学ぶ必要がないのでしょうか。
本講演では、モンゴル語研究者としての自身の体験をもとに、多言語社会における〈複言語〉の意義を考えます。
「多くの人が学んでいないからこそ、学ぶ意味がある言語」とは何か。
「モンゴル語だって世界語である」という、少し冗談めいた、しかし真剣な視点から、多言語社会の現在地を問い直します。
日時:2026年1月15日(水)16:15~18:15
会場:慶應義塾大学日吉キャンパス 第3校舎326教室、オンライン(Zoom)併用
対象:塾生・慶應義塾教職員・一般(どなたでもご参加いただけます)
主催:慶應義塾大学外国語教育研究センター
申込方法:以下のURLからフォームに入力してください。
https://forms.gle/wMV9Jb2nEuQkb2qu8
お問合せ:haiping.huang@keio.jp(@は半角に変えてください)