<終了>2022年度慶應義塾外国語一貫教育フォーラム開催【1/29(日)】

慶應義塾大学外国語教育研究センター主催『2022 年度慶應義塾外国語一貫教育フォーラム』を以下の通り開催いたします。

― 「思考力を育てる英語ライティング 〜アカデミックライティングへの階段として~」 ―

慶應義塾における外国語教育の一貫性の向上を目指すとともに、一貫教育校間や学部間の連携を深めるために、当センターでは毎年「外国語一貫教育フォーラム」を開催しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年度、2021年度の開催を見送らせて頂きました。その間、新学習指導要領が導入され、高校の英語科目に「論理・表現 I」が加わり、入試に外部検定を取り入れる大学が増加するなど、日本の外国語教育は学習者のアウトプット能力育成に重点が変わりつつあります。慶應義塾においても、今一度外国語教育の最新情報を共有し、小学校から大学までの一貫教育の縦横の連携を強化し、将来展望をしっかり共有することが求められます。少しずつ世の中が正常に戻りつつある中、再び今年度開催される外国語一貫教育フォーラムがそのための第一歩となることを切に願います。
今年度の「外国語一貫教育フォーラム」では、コロンビア大学・ティーチャーズカレッジ 教育政策研究所で教育政策、英語ライティング、バイリンガル教育を研究されている長倉若様をお招きし、今の英語教育における「英語で学ぶ・発信する」というゴールの必要性と、そのための論理的に話す能力、アカデミックな文章が書ける能力のある人材の育成について、日本の英語ライティング教育の現状を踏まえながらお話しいただきます。その後の座談会では、小学校(幼稚舎、初等部)から大学までの各年代での取り組みの中で工夫していることなどを共有し、慶應義塾におけるライティング教育の理想と今後の展望を、他言語教員や学生などを含めた様々な参加者のご意見を聞きながら話し合えたらと考えております。前回までと同様に、英語以外の語種の専任教員ならびに非常勤講師の方々、教職志望の大学生・大学院生のご参加を予定しております。年始、年度末でご多忙と存じますが、多くの方々にご参加賜りますようご案内申し上げます。

日時:2023年1 月29 日 (日) 13:00~16:00 (受付 12:30)
場所:慶應義塾⾼等学校 協育棟 セミナールーム (新校舎)
主催:慶應義塾⼤学外国語教育研究センター
対象:慶應義塾(⼩中⾼⼤)の教職員、教職志望の⼤学⽣および⼤学院⽣
参加申込 1⽉26⽇(⽊)まで *要予約
申込先
・⼀貫教育校教職員: 各校兼担所員
・⼤学教職員・教職志望⼤学⽣・⼤学院⽣: 外国語教育研究センター事務室
  (E-mail:flang-kouenkai@ml.keio.jp(@は半角に変えてください))

こちらのフォームからもお申し込みいただけます。

【プログラム】

12:30 開場

司会進⾏ 大竹優志(慶應義塾⼤学外国語教育研究センター副所⻑)

13:00 開会の挨拶 七字眞明(慶應義塾⼤学外国語教育研究センター所⻑)
来賓挨拶 山内慶太(慶應義塾常任理事、慶應義塾大学看護医療学部・大学院健康マネジメント研究科教授)

13:15 第一部 講演
「思考力を鍛えるアカデミックライティングへの階段」
長倉若 コロンビア大学・ティーチャーズカレッジ 教育政策研究所 (CPRE) シニアリサーチサイエンティスト

14:30 第二部 ワークショップ
「外国語一貫教育におけるライティング教育の具体的なカリキュラム、授業案を現状とともに考える」

15:30 閉会の挨拶

【講師紹介】
長倉 若氏(コロンビア大学・ティーチャーズカレッジ 教育政策研究所 (CPRE) シニアリサーチサイエンティスト)
コロンビア大学・ティーチャーズカレッジは1887年に教員養成の専門期間として創設され、長倉氏は大学にある教育政策研究機関の上席研究員として数々の教育プログラム検証や教員養成に携わっている。タイ、ポーランド、日本などでの教育ポリーシーの立案、効果的な指導のための教員研修などを行い、アメリカ国内では新しい教員養成のプログラムの効果検証を行なっている。また長年、バイリンガル子弟のことばの発達、英語を書く力の養成、国際的視点の醸成、現地校への対応などの支援も行う。

一貫教育フォーラム2022