外国語教育研究センター主催 講演会「日本における外語教育の意義を再考する ―Z世代の特性を視野に入れつつ―」(境一三教授最終講義)を以下の通り開催いたします。
日 時:2022年3月24日(木) 18:00-19:30
場 所:オンライン開催(Zoom)
対 象:どなたでもご参加いただけます
参加費:無料(要事前登録)
事前登録はこちら
※事前登録をされた方に後日、アドレス等の情報をお送りします
定 員:250名(先着順)
お問い合わせ:慶應義塾大学外国語教育研究センター講演会事務局
E-mail: flang-kouenkai-group@keio.jp (@を半角に変えてください)
講演要旨:
現在学校現場で教育を受けているのは、いわゆるZ世代と呼ばれる1995年から2004年に生まれた人びと、すなわち現在17歳から27歳の世代とそれ以降である。かれらの特徴として、デジタル・ネイティブであること、好景気を知らず、少子高齢化の問題に常に晒されていること、SDGs教育を受け、比較的人権意識が高いことなどが挙げられるだろう。その中には、物心がついた時からスマートフォンなどのデジタル・デバイスが身近にあり、それを使って常にSNSで人とつながり、多くの情報を得てきた人びとが含まれる。
コロナ禍で、年齢層や所得階層ごとの分断と乖離が大きくなり、また異言語・異文化を背景とする人びとが常に隣人として存在するようになった今日の日本で、かれらZ世代をターゲット・グループとする外語教育はどのようにあるべきか、またそのレゾン・デートルはどこにあるのかという問題に関して、講演者が日頃のドイツ語授業を通して考えてきたこと、感じてきたことをお話ししたい。
主 催:慶應義塾大学外国語教育研究センター
協 力:一般社団法人 日本外国語教育推進機構 (JACTFL)